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日記・料理


by yuk0ooo

冷凍食品の歴史

20世紀初頭、アメリカのコロラド州でジャム用にイチゴが冷凍されたのが、
冷凍食品の始まりだったそうです。
日本で最初の冷凍食品も冷凍イチゴで、誕生したのは1930年(昭和5年)。
不漁の際に空いてしまう冷凍設備を有効に活用するために、考え出されたものでした。
このときの冷凍イチゴは、糖液中に牛乳または生クリームを混入して
その中にイチゴを漬けそれを容器のまま凍結するという特許を得て、
大阪方面で販売したといわれています。

冷凍食品が本格的に普及し出したのは昭和40年代に入ってからですが、
昭和39年に開催された東京オリンピックは冷凍食品が注目されるきっかけとなりました。
のちの大阪万博では、さらに冷凍食品についての認知が進み、
ファミリーレストランなど外食産業の発展に伴って、
業務用分野では冷凍食品はなくてはならないものとして広く使われるようになりました。


冷凍食品は、シーズンオフや不漁・不作にも関係なく価格が安定しており、
収穫期の旬の味を年中楽しめます。
また、食品によっては下ごしらえの段階で不要な部分がほとんど取り除かれているので、
捨てるところがなく必要なときに必要な分だけ使用することができ大変便利です。
特に調理品は味つけも不要なため、表示どおりに加熱するだけで、
常に本格派の風味が楽しめます。材料も手間も時間も最小限に抑えることができ、
旬の食材の風味、栄養素を季節に関係なく味わうことができる冷凍食品は、
調理に時間はかけられないけれど、おいしく栄養のあるものをとりたい方には
特に役立つ食品です。
# by yuk0ooo | 2009-01-10 09:05 | 料理

おせち

お正月にかかせない「おせち」
本来、お正月はもともと家に歳神様(としがみさま)を迎えて祝う行事なんですよね。

歳神様(年神様)とは、お正月を迎えるにあたり、
大晦日の夜にその年の吉方である恵方(えほう)より各家庭を訪れ、
その家族に一年間の健康と幸福を授け
小正月(旧暦の正月・現在の1月15日)の頃に
再びお還りになられる神様なんです。

門松を立てたり、しめ飾りをしたり、鏡餅を飾ったり、
すべて歳神様を心から歓迎するためのもので、
お節料理も、もともと歳神様に供えた節供のお下がりを
みんなでいただくというものなのです。

もう一つ欠かせない「雑煮」
雑煮には、中身を見ればその人の出身地に始まって、
土地の産物や文化、家族の歴史などが分かってしまう。
そんな面白いところがあります。
雑煮の話題で必ずあがるのが、お餅は丸か四角か、
焼いてから入れるか、焼かずに煮るかなどです。
汁の味付けも関西風の雑煮といえば白味噌仕立てですが、
西日本でも近畿・福井・四国の東部以外は醤油味が優勢であり、
少数派では出雲地方や能登半島の一部などに小豆汁の地域もあります。

餅は日本人にとって、新年を迎え他の産物と共に年神様に供えて旧年の感謝、
新年の豊作、豊漁、家内安全などを祝う、
そして餅を他の産物と共に煮て一緒に頂くのが雑煮というもので、
お正月の祝い膳には欠く事の出来ない意味をもっていましたが、
最近では核家族化や転勤などの事情で
自分の生まれ故郷の雑煮が時代と共に変容しつつあるそうです。
# by yuk0ooo | 2009-01-09 22:20 | 料理